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トレーサブルコントローラ for INtime 購入ガイド
トレーサブルコントローラ for INtime (以下トレコン)は、1台のPC上で高性能・リアルタイムな計測制御機能とデータ処理機能を実現することができるIoT対応の高機能コントローラです。 トレコンをご採用いただくにあたり、必要となるものは以下の通りとなります。
1. 開発キット
トレコンをご採用いただくにあたり、最初に必要なものは、トレコンの開発キットである「トレーサブルコントローラ for INtime 開発キット」(以下「トレコンSDK」)です。

トレコンSDKには、INtimeのリアルタイムアプリケーションを開発するために必要なライブラリファイルやヘッダファイルなどのコードとINtimeのドライバ製品、 VisualStudio用プラグイン、サンプルプロジェクトファイル、日本語ヘルプドキュメント、ヘルプファイルの他、トレコンとしてのデータトレースAPIなどが含まれています。

トレコンのアプリケーション開発は、Microsoft Visual Studioで開発します。
開発環境となるPCにトレコンSDKをインストールすることによって、開発のために必要となるVisualStudio用のプラグインのほか、デバッグのためのINtimeカーネルも組み込まれます。

トレコンのアプリケーション開発

対応しているWindowsおよびMicrosoft VisualStudioのバージョンは以下をご参照ください。


トレコンSDKのライセンスは、開発に使用するコンピュータシステムの数の分だけ必要となります。 1つのライセンスで複数のコンピュータにインストールして使用することはできません。
2. ランタイムライセンス
トレコンのアプリケーションを開発するまでには、トレコンSDKを利用してデバッグ・テストを行いますが、トレコンSDKをインストールしたPCでINtimeカーネルを動作させることができるため、デバッグ・テスト用にランタイムライセンスを購入する必要はございません。

しかしトレコンアプリケーションが完成して、この開発済みのソフトウェアを組み込みシステム(お客様の製品、またはターゲットマシン)として販売または使用するためには、ターゲットマシン用のランタイムライセンス(組み込みライセンス)が必要となります。

組み込み機器のCPU毎にランタイムシステムのライセンスが必要となります。

ランタイムシステムのライセンスを導入するためには、まずINtime開発元である米国tenAsys社(ライセンサー)と「SOFTWARE REDISTRIBUTION LICENSE」の契約を結んでいただく必要がございます。
通常は、トレコンのソフトウェア開発キットを導入していただいた後に、弊社マイクロネットより本契約のご案内の資料一式を送付させていただきますので、その案内に則って契約を実施していただくこととなります。
本契約後に、ランタイムシステムのライセンスを導入していただけることとなります。

ランタイムライセンスは1本単位でもお買い求めいただけますが、一回の購入の本数が多いほど1本あたりの価格は安価となります。(ボリュームディスカウント)
最近のPCではCPUに複数のコアが駆動するマルチコアCPUが実装されています。
トレコンでは、このマルチコアCPUのコア毎にINtimeカーネルを並列動作させるマルチカーネル機能を実装しております。 (下図をご参照ください)


トレコンのランタイムライセンスでは、1台のターゲットマシン上で、1個のINtimeカーネルを実行させる場合と2個以上のINtimeカーネルを実行させる場合とでライセンスが異なります。

  • 1台のPC上でINtimeカーネルを1つ駆動 … トレコン-RT
  • 1台のPC上でINtimeカーネルを2つ以上駆動 … トレコン-MCRT

トレコン-MCRTでは同時動作するINtimeカーネルの個数とは関係なく一定の価格で、個数の上限制限もなくINtimeカーネルを設定することができます。 「トレコンSDK」には検証・デバッグ用途などで利用可能な、トレコン-MCRTが一本付属しています。
3. ランタイムライセンスのアクティベーション方式
トレコンのランタイムライセンスは利用する際にアクティベーションが必要となります。
その認証方式は以下の通りです。
(1) USBアクティベーション認証方式
(2) ドングルキー(ハードウェアキー)認証方式

(1) USBアクティベーション認証方式
ターゲットPCにランタイムソフトウェアをインストール後に、USB接続のアクティベーション機器(USBアクティベータ)によって認証を実行する方式です。 一度認証手続きが完了すればUSBアクティベータは取り外してしまってかまいません。
通常弊社ではこの認証方式をお勧めいたします。USBアクティベータ機器自身はお客様に貸与という形でお渡ししておりますので、認証可能残数が0となったUSBアクティベータは速やかに当社までご返却ください。
くれぐれも紛失等なさいませんようお願いいたします。

USBアクティベータの運用方法詳細についてはこちらをご参照ください。

(2) ドングルキー(ハードウェアキー)認証方式
トレコンのランタイムソフトウェアをUSBタイプのドングルキーにて認証する方式です。ドングルキーがターゲットマシンに接続されている間だけINtimeカーネルが稼働します。
キーが付属するため、USBアクティベーション認証方式よりも割高となりますが、下記のような条件にてご利用いただく場合には、このドングルキー認証方式をお勧めしております。
a. 開発段階にて実行用PCを複数台試してみたい場合
b. 実行環境が故障した場合、ライセンス再発行などの手間をかけず実行環境を継続して動作させたい場合
4. 製品メインテナンスサービス
トレコン製品を効果的にご利用いただくために、トレコン製品に対しての製品メインテナンスサービスをご用意しております。
本サービスはトレコンSDK購入時に1年間のサービスが自動的に付与されています。以後継続契約していただくことで、引き続き安心して製品をお使い続けていただけます。

サービスとしては、以下のような内容を揃えています。

(1) 製品更新サービス
お持ちのトレコンSDKを最新バージョンへと維持することのできるサービスです。
新しい製品バージョンがリリースされる毎に更新いただけます。

(2) 技術サポートサービス
トレコン製品の使用に対するアドバイス、情報提供、トラブルシューティングアシスタントを行います。 当社のベテランスタッフが親身に問題の原因特定、解決方法の提案をいたします。
5. ドライバなどの付帯ソフトウェアのご購入
トレコン製品では各種の拡張ボードやフィールドバスなどを経由して外部装置との入出力を行います。
市販のいわゆるNon-intelligentな拡張ボード(デジタルI/Oなど)はトレコンアプリケーションから直接I/O処理によって容易に制御できます。
しかしマイコンチップ等を搭載したIntelligentな拡張ボードやフィールドバスは、初期化等の制御処理が求められます。
これらの拡張ボードの制御に対するお客様の開発負担を削減するために、マイクロネットでは各種インターフェースソフトウェアおよびハードウェア(拡張ボード)を提供しています。
それらの製品を関連製品としています。利用したいボード、フィールドバス等を確認の上、ご購入ください。

これらの付帯ソフトウェアは使用されるコンピュータ(開発システム、組込みシステム)の台数分必要となります。これらのソフトウェア、ハードウェアは開発キット、または組込みシステムの各用途に共通です。
6. 導入セミナー
マイクロネットではトレコン製品を購入されたお客様がスムーズに開発業務を始めることができるよう、初期導入セミナーをご用意しております。
トレコンSDKはVisualStudioが利用可能な大変導入しやすい開発環境ですので、2~3日間の個別セミナーによりプログラミング方法を効率的に習得することができます。

セミナーは、千葉県の高度ポリテクセンターにて定期的に開催されているものにご参加いただく形と、弊社技術スタッフがお客様ご指定の場所に出張して、お客様で準備されたPCを使って指導するオンサイトセミナーの形がございます。
7. 最低限必要なもの
まず最初に開発キットである「トレコンSDK」だけをご購入いただければ、サポートサービスやデバッグ検証用途に利用できるランタイムライセンスも 「トレコンSDK」に含まれておりますので、システムの開発はそのまま進めていただけます。
ただし、EtherCATなどのフィールドバスや拡張のモーション制御ボードの利用される場合は、ドライバなどの付帯ソフトウェアも「トレコンSDK」と一緒にご購入いただく必要がございます。

関連情報
トレーサブルコントローラ ライセンスポリシー

※EtherCAT® は、Beckhoff Automation GmbH, Germanyの登録商標です。