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INplc RSI-CCIE(CC-Link IE)適用手順

はじめに

INplcからCC-Link IEを利用する場合、別途RSI-CCIEを導入する必要があります。
導入の際、CC-Link IEを利用する為に必要な情報(管理局、通常局、信号割付情報等)をRSI-CCIE用の設定ファイルに設定する必要があります。
設定の詳細につきましては、RSI-CCIEのマニュアルを参照して下さい。
1.信号割付

CC-Link IEの管理局が指定するLB、LWエリアに対して、INplcが管理するアドレスを各々割り付けることで、CC-Link IE経由の入出力情報を更新することが可能となります。 以下は、LWエリアの例となります。


 LWエリア  出力 開始アドレス   0H 範囲 200H
   入力 開始アドレス 200H 範囲 200H
 INplc  出力 開始アドレス %QW0 範囲 200H LW先頭デバイスNo 0
   入力 開始アドレス %IW0 範囲 200H LW先頭デバイスNo 512  (200H)


2.MULTIPROG I/Oコンフィグレーション設定

CC-Link IEのLW、LBエリアに対して、INplc側からアクセスを可能とする設定は、INplcの開発ツール(MULTIPROG)から行います。

2.1 I/Oコンフィグレーション
INplcが外部入出力を行う各デバイスの設定は、MULTIPROGの「I/O コンフィグレーション」で行います。 設定の方法につきましては、INplcのユーザーマニュアル及びI/Oドライバ適応手順書を参照下さい。



①入出力タブ  入出力別に指定します。 INPUT:入力 OUTPUT:出力
②I/Oグループ欄  入出力として登録されているI/Oグループ情報が表示されます。
③操作ボタン  追加 :新規追加としてIOグループ編集画面を表示
   プロパティ :登録内容の編集としてIOグループ編集画面を表示


2.2 I/Oグループ編集画面  
CC-Link IEを利用する為、CC-Link IEのグループと判断がつく任意の名前で登録します。

長さ欄には、本グループとして扱うバイト数を指定します。(%QB,%IBの範囲となります。)
必要な範囲(バイト数)で分割したグループを複数登録することも可能です。

「ボード/IOモジュール」欄に登録されている「MITSUBISHI CC-LinkIE」を選択し、「ドライバパラメータ」ボタンを押下し、詳細設定を行います。  

※一度指定した長さを変更すると、連続した論理アドレス情報の整合性がとれなくなります。   その場合、論理アドレスの先頭側設定情報から再度指定しなおします。



2.3 ドライバ詳細設定画面  
本画面にて、CC-Link IEのデバイス、LW、LBの指定を行います。デバイスタイプに指定した値に対応して参照するデバイスが変わります。




 デバイスタイプ :  LB指定時 23
   LW指定時 24
 先頭デバイスNo :  (Dec指定) LW/LBエリアの割付先頭位置(アドレス)を指定

例:LWエリアで0~511(0H~1FFH)までが出力、512~1023(200H~3FFH)までが入 力とした場合、入力の先頭を示すには、512を指定します。  (512の位置から指定バイト数分のエリアにアクセス可能となります。)
また、入力先頭アドレスから128バイト移動した位置から次のグループとして指定する場合、  先頭アドレスは、512+128で640を指定します。そのアドレスが%IBで指定されたアドレスとなり、指定バイト数までアクセス可能となります。
※その他の設定内容は、CC-Link IE I/Oドライバ適応手順書を参照下さい。


2.4 基本動作設定時  
CC-Link IE利用時、LW、LBの両方を利用する場合、入力用、出力用としてLW、LBの2グループを指定することでINplcからアクセスすることが可能となります。

入力の設定例


3.信号割付例
CC-Link IEを複数設定する場合の例となります。(分割指定例)




LW出力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
OGW1~2として出力登録(デバイスタイプ 24指定)



LW入力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
IGW1~3として入力登録(デバイスタイプ 24指定)





LB出力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
OGB3~4として出力登録(デバイスタイプ 23指定)



LB入力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
IGB4~6として入力登録(デバイスタイプ 23指定)

出力指定例


入力指定例


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