INtime® for Windows/INtime SDK 既知の問題

最終更新日:

KB007

10010 2024/4/2 7.1.24050.2 調査中 2024/4/3

Visual Studio 2022 Debugger

実行中のアプリケーション(RTA)に対しプロジェクトをアタッチできない問題が見つかりました。プロセスにアタッチした瞬間にVisual Studioがハングアップします。
本問題は現在調査中です。

[回避方法]

プロジェクト内コード内にブレイクポイントが設定されていることで、アタッチ時のハングアップを回避することができます。

9961 2024/4/2 7.1.24050.2 対応予定 2024/4/2

INtime Network Stack(istack)

リアルタイムネットワークスタック(istack)内タイマータスク処理が一定周期毎に数ミリ秒間CPU占有処理を実行する問題が検出されました。
本問題はリアルタイムネットワーク処理内の共有リソースアクセスへの多重な排他制御による影響と判明し、次バージョンにて修正予定です。

9962 2024/3/27 7.1.24050.2 調査中 2024/3/27

INscope Task Analyzer

INscopeにてログ取得後、ファイルに保存する際、"Encountered an improper arguments"というメッセージを表示し、ファイル保存できませんでした。[ファイルを開く]選択時にも同様にエラーメッセージが表示されます。
本問題は、日本語リソース指定時のみ発生し、英語リソースを利用する限り発生しません。

[回避方法]

INscopeに対し英語リソースを適用することで回避できます(INscopeの表示のみ英語表記となります)
$(INTIME)\lang\1041\inscope.dllをリネームもしくは削除します。
これにより、デフォルト言語(En)リソースをロードして動作します。

9994 2024/3/27 7.1.24050.2 調査中 2024/3/27

Networkライブラリ

ソケットライブラリ処理に参照するヘッダファイルにて参照できないファイル定義がありました:
アプリケーションプロジェクトをビルドすることで参照不能なファイルによりエラーが発生します。
If_bridge.h - <sys/condvar.h> 等

9990 2024/3/27 7.0
7.1
対応予定 2024/3/27

Licman: License Manager Tool
"Retrieve License From Internet" ダイアログ

ライセンスがインストールされていない状態で、USB/CIDキーがシステムに存在する場合、ライセンス情報をインターネット経由自動的に取得することを促しますが、ダイアログ表示が適切ではなく選択ボタンを表示できませんでした。

[回避方法]

本ダイアログに付属するボタンが隠れているため、明示的にクリックできません。デフォルトボタンは、[No: いいえ]とされているため、キーボード入力にてダイアログを閉じてください。

9985 2024/3/27 7.0.23310.1
7.1.24050.2
対応予定 2024/3/27

INtime SDK: INtimeアプリケーションウィザード

INtimeアプリケーションウィザード バナーデザインが、利用するVisual Studioにより変わっており、適切なバージョンが使用されていませんでした。

[回避方法]

次期バージョンにて修正予定です。

9966 2024/3/27 7.1.24050.2 対応予定 2024/3/27

Sample Project:
NICIO、Hpeサンプル、Hpe3サンプル等正しく更新されていません。

[回避方法]

次期バージョンにて修正予定です。

9883 2024/3/27 6 修正済み 2024/3/27

INtime Distributed RTOS FTP NLISTコマンド実行に不具合が見つかりました。

一般的なディレクトリスキャンにおけるワイルドカード検索拡張が機能しないことが原因です。

[回避方法]
本問題はバージョン7により修正されています。
NLISTコマンドの替わりにLISTコマンドを利用することで回避可能です。
コンポーネントパッチにより修正可能です。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64

9993 2024/3/22 7.0.23310.1
7.1.24050.2
対応予定 2024/3/22

RTAファイル配置パスが128文字以上(RTAファイル名を含む)の場合、そのRTAファイルからロードされたプロセスはRSLファイルロードに失敗します。

LoadRtLibraryをコールには失敗しステータスコード0x1100が得れます。
RSLファイルロードに利用するRT Application Loaderプロセス(ldrta.exe)内の問題を確認しており、修正される予定です。

[回避方法]

次期バージョンで修正予定です。

9977 2024/3/7 6.4.23121.2
6.4.22130.3
修正済み 2024/3/7

hpe1588SetSystemTime実行時にコンソールメッセージが出力される

HPEライブラリコール: hpe1588SetSystemTimeを実行したとき、処理が成功しているのにもかかわらず以下のメッセージが表示されるケースがあります。
「HPE:PA of spinlock = XXXXXXXXXXXXX」

[回避方法]
INtime 7で修正されています。
該当バージョンをお使いの方は、修正パッチを以下からダウンロードし適応をお願いします。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64_2403071

9976 2024/3/7 6.4.23121.2
6.4.22130.3
修正済み 2024/3/7

netstatにてルーティングテーブル取得時にPage Fault発生

I「netstat -r」を実行するとnetstat.rtaプロセス内スレッドでPage Faultが発生します。

[回避方法]
INtime 7で修正されています。
該当バージョンをお使いの方は、修正パッチを以下からダウンロードし適応をお願いします。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64_2403071

9811 2023/11/7 7.0.22350.1 未定 2023/11/7

インストール後、WebブラウザのEdgeでInternetExplorerモードのページが開けなくなる問題

INtimeをアンインストールしてもこの問題は改善しません。

[回避方法]
現在のところ見つかっておりません。

9759 2023/10/12 7.0.23244.1 対応予定 2023/10/12

INtime SDKサンプルプロジェクト
サンプルプロジェクトにおける警告、コンパイル・ビルドエラーがあります:

csamp: コンパイルエラー
jittercs/rta: 警告・型変換
Service: コンパイル・ビルドエラー
ntxData: 警告

時期バージョンにて修正予定です。

9756 2023/10/12 7.0.23244.1 修正済み 2023/10/16

licman: License Managerツール インターネットアクティベーション機能

License Managerユーティリティにおけるインターネット自動アクティベーション機能の問題により自動インターネットアクティベーションができません。

[回避方法]
ライセンスポータルサイトを使う手動アクティベーションを行ってください。
MY DOWNLOADサイトにLicense Managerツールの更新版(7.1.23284.1)が入手可能です。本ツールは次回更新時に製品に含まれる予定です。

9755 2023/10/12 7.0.23244.1 調査中 2023/10/12

INtime Distributed RTOS上のkbhit()処理

kbhit()処理がINtime for Windows上の処理とINtime Distributed RTOS上の処理に違いがあり、キーボード入力イベントを適切にとらえられない症状がみられました。

本問題について、調査中です。

9743 2023/10/5 6.4.22130.3 修正済み 2023/10/12

イベントビューアーのINtimeチャンネルに「実装されていません」というイベントが出力されることがあります。

ログの名前: INtime
ソース: INtime
イベントID: 1
レベル: エラー
内容: 実装されていません

原因については調査中ですが、ローカルカーネルとWindows機能の連携が滞った状況でみられており、Windowsリソースへのアクセスが滞るような状況だと考えています。本現象によるINtime側への影響は確認されておりません。

[回避方法]
INtime Status Monitorにて「イベント通知表示」を有効にしている場合は、イベント発生したことを通知するメッセージが頻発してしまいますので、その場合は「イベント通知表示」は無効にしての運用をお願いします。

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9728 2023/9/26 6
(バージョン6以降)
調査中 2023/9/26

スレッド生成、削除を繰り返すことにより、内部的なメモリリソースがリークする問題が検出されました。

スレッド生成時に確保するローカルストレージ領域が、スレッド削除時の状況により開放されない可能性により、プロセスのアドレス空間、プールメモリが解放されずメモリリソース、仮想メモリ領域がリークする症状となります。

[回避方法]
スレッドの生成・削除の繰り返し処理を行わず、常駐処理として作成する。

9724 2023/9/26 7.0.22350.1 修正済み 2023/10/12

CreateRtProcessにおける第3パラメータ PROCESSATTRIBのパラメータ項目、VsegSizeが適切に反映されない問題が検出されました。

PROCESSATTRIB.VsegSizeに対し0を設定時、デフォルトサイズが設定される仕様であるにも関わらず、適切な値が反映されず、不正なデフォルトサイズ(8)が設定されます。

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9333 2023/9/22 7.0.22350.1 修正済み 2023/10/12

INtime Configuration Panelからの設定にて、「Windowsバグチェック例外(BSDO)トラップ設定」の設定項目の表示に誤りがありました。

: 共有(Shared)/専有(Dedicated)

: Windowsバグチェック例外(BSOD)をトラップしない/Windowsバグチェック例外(BSOD)をトラップ

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9188 2023/9/5 6.4.22130.3 修正済み 2023/10/12

比較的古いWindowsバージョンへINtime(INtime for Windows、INtime SDK)をインストールした場合、インストール後のWindows再起動にてBSODが発生するケースが報告されています。

こちらは、INtimeインストール時に導入されるWindowsドライバに対してWindowsが行う署名チェック処理において、健全であると判断できないために発生しています。

[回避方法]
修正パッチを以下からダウンロードし適応をお願いします。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64_2301201
またBSOD発生にてWindowsの起動ができない場合は以下の資料を参照し適応させてください。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?plugin=attach&pcmd=open&file=RTIF_BugCheck-0xC0000428.pdf&refer=%24hidFP64_2301201

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9523 2023/6/23 6.4.22130.3 修正済み 2023/10/12

Windows 10 Update 22H2上でINtime Device ConfigurationによりLegacy IRQにてデバイスをパスした場合、Windows BSOD(BugCheck Exception 0x139: KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE)が発生する問題。

[回避方法]
Windows 10 Update 22H2上で汎用デバイスに対し、Legacy IRQを指定しデバイスをINtimeデバイスとすることで発生します。Windows 10 Update 20H2に戻すことで本問題が解消されることから、Update 22H2に含まれるWindows機能により発生している可能性が考えられます。Update 22H2上でLegacy IRQ利用を回避してください。

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9531 2023/5/26 6.4.22130.3 調査中 2023/5/26

複数のRSLを動的ロードした場合、最後にロードしたRSLしかソースコードデバッグできない問題

Visual Studioにてデバッグ実行した際、RSLロードプロセスからRSL内定義関数へステップインすると、シンボルファイル(PDBファイル)が読み込まれているのにもかかわらず、ソースコードが表示されません(フレームがモジュールにありませんと表示されます)。
本問題は、複数のRSLを動的にロードしたときに、RSL間でロード領域が重複してしまうことに起因します。 静的ロードでは発生しません。

[回避方法]
RSLのリンカ設定にて「ベースアドレス」を明示的に、RSL間の重複が起きないアドレスを設定してください。
ベースアドレスの設定方法は以下です。
1) プロジェクトのプロパティを開く
2) リンカー > 詳細設定 > ベースアドレス を開く
3) ベースアドレスを指定する(※64KB単位指定)
4) ビルドする
RSLのロード状況はINtime ExplorerからRSLをロードするプロセス情報を参照することで確認できます。
参照し、重複が起きないアドレスの指定をお願いします。

9338 2023/2/8 6.4.22130.3 修正済み 2023/10/12

Intel 10Gbit Driver適用によりUDP通信を行うと、通信データに異常が発生します。

本問題は、Intel 10Gbit DeviceにおけるUDP checksum機能による弊害です。

[回避方法]
Intel 10Gbit Deviceを利用しないでください。

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9188 2022/11/28 6.4.22130.3 修正済み 2023/10/12

INtime 6.4.22130.3をWindows 10 IoT Enterprise 2015 LTSB上で使用すると、BSOD(BugCheck 0xC0000428)が発生します。

この問題は、Windows環境における署名情報の取り扱い更新によるもので、INtimeソフトウェアコンポーネントの一部であるRTIFの署名が適切な有効期限を示していないという点から発生します。

[回避方法]
以下リンク(製品メインテナンスユーザー専用ページ)を参照し、RTIFファイルを旧バージョンのものと差し替えてください。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64_2301201

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9139 2022/10/28 6.4.22130.3 修正済み 2023/10/12

CIMessageQueue::Send により不定なエラーが返却される問題

CIMessageQueueを使用し、メソッドコール Sendを行った場合、正常にAPIが完了した場合においても戻り値としてエラー値を返却することがあります。
この問題は、CIMessageQueue::Send内でAPIコール実行時、エラーをハンドルすることなくGetLastRtErrorにより最終エラー値が返却されるために発生します。

[回避方法]
MessageQueue::Send()コール前に、::SetLastRtError(0)にてLast errorコールをクリアします。

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

9105 2022/10/19 6.4.22130.3 未定 2022/10/19

Sample Project:
NTX Sample Application(MsgBoxDemo) VS2017/VS2019 CPPコンパイラ設定エラー等
サンプルプロジェクト その他サンプルプロジェクト上のコンパイル・リンカーエラー

例:
-コンパイル時に「インライン変数には最低でも/std:c++17が必要です」と表示される。
-テンプレート上におけるイタレータ設定警告

本問題は、INtime SDK C++プロジェクトテンプレート上でVSバージョン間の相違を想定していないために発生します。

[回避方法]
プロジェクトプロパティ-[C/C++]-言語-[C++言語標準]=ISO C++17標準(/std:c++17) を設定
プロジェクトプロパティ-[C/C++]-[プリプロセッサ]-[プリプロセッサの定義]
_SILENCE_CXX17_ITERATOR_BASE_CLASS_DEPRECATION_WARNING を追加

9005 2022/8/3 6.4.22130.1 修正済み 2022/10/19

Spider Debugger、VS Debugger機能がライセンス認証エラーにて起動不可となります。

バージョン6.4.22130.3にて改善されました。

9004 2022/8/3 6.4.21350.2 修正済み 2022/10/19

スタンドアロンでrtintexを使用し、例外情報を蓄積することができません。

例外情報の蓄積には、INtime Explorer(intex.exe)における設定とノード上へのrtintex起動が必要となります。
※本症状はINtime version 6.2、6.3、6.4にて報告されています。

[回避方法]
例外情報の蓄積INtime Explorer(intex.exe)を最小化起動することで機能します。
INtime Explorerを最小化起動するコマンド例:
start /MIN intex.exe "NodeA"

バージョン6.4.22130.3にて改善されました。

8766 2022/3/24 6.4.21350.2 修正済み 2022/10/19

Legacy IRQデバイス制御時の割り込みハンドラ登録(SetRtInterruptHandler/Ex)処理に失敗する
(エラーコード E_PARAM: 0x8004/E_CONTEXT: 0x0005)。

6.4.21350.2に搭載されているデバイス割り込みフィルタ機能が適切に機能せず、フィルタに関連しないデバイスの割り込みハンドラ登録も失敗します。

[回避方法]
リリースノートを確認し、6.4.20278以前のリリースを利用してください。

バージョン6.4.22130.3にて改善されました。
本バージョンではINtime for Windows上でデバイス種別で割り込み登録を抑制するデバイスフィルタは廃止されています。

8735 2022/3/8 6.4.21350.2 修正済み 2022/10/19

Visual Studio 2019デバッグセッション時、エラーメッセージボックスが表示される問題

エラーメッセージ
Sentinel RMS Development Kit: Error[131] Client library not in initialized state.
デバッグセッション2回に1回表示されます。
コマンドタイプ(Hello world)のプロジェクトデバッグ時にみられる傾向があります。

[回避方法]
メッセージが出ないセッションでデバッグを行ってください。

バージョン6.4.22130.3にて改善されました。

8731 2022/3/7 6.4.20030.1 修正済み 2023/10/13

INtime Statusユーティリティ、ノードリスタート操作の潜在的なバグ

INtimeノードを複数構成している環境、例としてNodeBを構成している状況において、 INtime Status機能のサブメニューから "Node B" > "Restart NodeB"の操作をした場合に、意図とは異なる"NodeA"が再起動される不具合が確認されました。

[回避方法]
代替として"Node B" > "Stop NodeB"の操作をしたのちに"Node B" > "Start NodeB"の操作をすることで回避ができます。

[修正対応]:バージョン6.4.22130にて修正されました。

8669 2022/2/3 6.4 仕様(機能仕様) 2022/10/19

Networkメモリ設定によるネットワークスタック動作不正

Networkスタックの設定項目にメモリサイズを指定することでネットワークスタックが動作できない症状が診られました。
ネットワークスタックの利用するメモリ総量を適切に把握せずにメモリサイズを設定すると内部的に使用するメモリサイズ不足によりネットワークスタックがロードできません。

[回避方法]
本問題はネットワークスタックのパラメータをバージョン間で移行する際に発生する可能性があります。 ネットワークメモリの上限サイズを設定せず、異なるバージョン間でパラメータを設定しないでください。
INtime 6.4.21125では、Network メモリプールサイズの設定項目が削除されました。

8631 2021/12/22 6.4.21125.1 修正済み 2022/10/19

ライセンスハードウェアキー用ドライバがロードに失敗する問題

製品ライセンス保護用デバイス(USB)のドライバローディングに失敗する問題が診られます。
本現象は比較的新しいシステム上で発生する傾向があり現在調査中です。

[回避方法]
本問題は、Windows環境に依存し、製品コンポーネントの一部SafeNet System Driverのバージョンが古いために発生する傾向にあります。バージョン6.4.22130.3には新しいSafeNet System Driverが含まれ、本ドライバの適用により問題解決が見込まれます。

8616 2021/12/14 6.4.21125.1 修正済み 2022/3/1

カーネルクロックジッタインターバル値の悪化

バージョン6.4.21125.1に含まれるカーネルによるクロックティックインターバル性能が前バージョンと比較し悪化する症状が診られました。

本件は、version 6.4.21125.1における不具合で、version 6.4.21350.2にて修正されました

8539 2021/11/4 6.4.21125.1 仕様(機能仕様) 2021/11/5

RegisterRtDependencyによりスポンサー検出不具合

RegisterRtDependencyコールは、バージョン6.1まで暗黙的にローカルノードのSponsorを検索していましたが、バージョン6.2以降ノードが不定となっているため、従来検出できたSponsorが検出できなくなることがわかりました。

[回避方法]
RegisterRtDependencyコールの替わりにマルチノード対応APIであるRegisterRtDependencyExをご利用ください。

8448 2021/9/9 6.4.21125.1
6.4.20030.1
修正済み 2022/3/1

例外分析機能不具合

INtimeプロセスで例外発生時に、表示される例外発生ダイアログにて「例外分析」をクリックすると、 障害ログファイル(拡張rtc)が破損してしまいます。その結果障害レポートの出力ができなくなってしまいます。
本問題は、version 6.4.21350.2にて修正されました

[回避方法]
例外発生ダイアログ上の例外分析をクリックせずに、INtime Explorer上の障害診断ボタンをクリックしてください。例外分析ボタンをクリックしなくてもINtime Explorer起動中であれば例外発生時の情報は障害ログファイルに保存されています。

8371 2021/8/17 6.4.21125.1 修正済み 2022/3/1

Visual Studio 2019 デバッガ不具合

Visual Studio 2019にてブレイクポイントを設定しデバッグ実行後停止すると、PDBファイルがロックされ、コード編集後のビルドができない問題が見つかりました。
本問題は、version 6.4.21350.2にて修正されました。

[回避方法]
Visual Studioを終了し、再度プロジェクトを開いてください。

8336 2021/6/24 6.4.21125.1 修正済み 2021/6/29

INtime Distributed RTOS(dRTOS) 不具合

Webブラウザで表示するINtime ConfigurationページのDevicesページを開いたとき、Address「0:0.0」で示されるデバイスが表示され、PCに挿入されているデバイスがリストされなくなることがあります。

[回避方法]
コンポーネントの入れ替えによって修正されます。
以下のリンクよりダウンロード(※)し、適応してください。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64
※ ダウンロードにはINtime製品メインテナンスサービスご加入時にお伝えしております、ログインIDとパスワードが必要になります。

8301 2021/7/13 6.4.21125.1 修正済み 2023/10/13

INtime Distributed RTOS(dRTOS) 不具合

dRTSO環境にて、最小プールサイズが120MBのプロセスをロードした場合、処理に失敗します(戻り値:E_MEM)別プロセスからCreateRtProcessをコールした場合も同様です。
これは例えばグローバル変数に120MBのメモリを確保するプロセスの場合に発生します。
対応時期については未定となています。

[修正対応]
バージョン7.0.23244.1にて修正されています。

8293 2021/6/10 6.4.21125.1
6.4.20155.1
6.4.20030.1
修正済み 2021/6/10

12文字のカタログ名指定で、リモートオブジェクトに対してntxLookupNtxHandleを実行するとE_PARAMが返却される問題

ルックアップする対象がローカルオブジェクト、dRTOS上のオブジェクトである場合は問題ありません。

[回避方法]
カタログ名を11文字にする、またはAPIに指定する待機時間をNO_WAITにします。
こうすることでリモートオブジェクトに対してのルックアップに成功します。

8283 2021/6/11 6.4.21125.1 仕様(機能仕様) 2021/9/22

Visual Studio 2019にて、ウィザードにより出力したC++コードでコンパイルエラー(C2664)発生

VS2019のアップデートを適用しコンパイラの型指定が厳密化された環境で発生します。(Ver.16.8.5で発生を確認)
「char*」型の関数の引数に対して文字列リテラル指定時に本エラーとなります。

[回避方法]
1. コンパイラオプションに「/Zc:strictStrings-」を追加する。
2. 文字列リテラルを(char*)型にキャストする。

7975 2020/11/30 6.4.20278.1 仕様(機能仕様) 2021/6/14

INtime Distributed RTOS(dRTOS) 不具合

実行環境生成するためにINtime SDKにて生成したDRTOS Installer USBにてインストールしたシステム起動時、ディスクアクセス例外(RD:bin/iosys.rta)が発生し、ノードが起動できない問題について。

[回避方法]:バージョン6.4.21125 により現象発生は診られませんでした。
利用するプラットフォームはIntel Atom Silvermont(BayTrail以降)をご利用ください。

7966 2020/11/30 6.4.20278.1 仕様(機能仕様) 2021/6/14

INtime Distributed RTOS(dRTOS) 不具合

実行環境生成するためにINtime SDKにて生成したDRTOS Installer USBにてシステム起動すると、起動画面上にLicense Errorが表示され、インストールができません。

[回避方法]:バージョン6.4.21125 により現象発生は診られませんでした。
利用するプラットフォームはIntel Atom Silvermont(BayTrail以降)をご利用ください。

7965 2020/11/30 6.4.20278.1 仕様(機能仕様) 2021/6/14

INtime Distributed RTOS(dRTOS) 不具合

実行環境生成するためにINtime SDKにて生成したDRTOS Installer USBにてシステム起動すると、内部的にACPI エラーにてインストーラが停止状態となり、起動画面が表示されません。

[回避方法]:バージョン6.4.21125 により現象発生は診られませんでした。
利用するプラットフォームはIntel Atom Silvermont(BayTrail以降)をご利用ください。

7961 2020/11/30 6.4.20278.1 修正済み 2021/6/14

INtime Performance Counterがインストールされない問題

製品インストール時にINtime Performance Counter(カーネル・NTX利用等を示すPerformance Counter)がセットアップされません。

[回避方法]:こちらは、INtime Performance Counterが32bitとしてインストールされるために発生します。
パフォーマンスカウンタの起動方法を以下のように行ってください:
ファイル名を指定して実行: mmc /32 perfmon.msc

7959 2020/11/30 6.4.20278.1 修正済み 2021/6/14

Visual Studio 2019 C++プロジェクトにてコンパイルエラー問題

プロジェクトコンパイル時エラーが発生します。
%INTIME%\rt\include\cpp17\__xstring.h(71,11): error C3861: 'length_error' is missing 等

[修正対応]:バージョン6.4.21125にて修正されました。

7958 2020/11/30 6.4.21125.1
6.4.20278.1
修正済み 2021/6/29

Spider Debuggerにて開発元署名が表示されない問題

[回避方法]
コンポーネントの入れ替えによって修正されます。
以下のリンクよりダウンロード(※)し、適応してください。
https://www.mnc.jp/INtime/intimeuser.php?%24hidFP64
※ ダウンロードにはINtime製品メインテナンスサービスご加入時にお伝えしております、ログインIDとパスワードが必要になります。

7957 2020/11/30 6.4.21125.1
6.4.20278.1
仕様(機能仕様) 2022/3/1

INtime Help統合エラー

Visual Studio 2017, 2019等 HelpViewer 2.3を含むVisual Studioに対するINtime開発サポート機能インストール時、ヘルプコンテンツのインストールに失敗します。
本問題は、Help Viewer 2.0/2.3機能の相違により発生しており、コンポーネント修正にて解決できません。

[回避方法]:CHMファイル形式のヘルプファイルを利用ください。

7833 2020/11/19 6.4.20155.1 修正済み 2021/6/23

dRTOS上のSetRtInterruptHandlerExでE_CONTEXT (0x0005)が返却される

dRTOS環境にロードされたRTAがSetRtInterruptHandlerExをコールするとE_CONTEXT (0x0005)で失敗し、割り込みが使用出来ないことがあります。
PCIデバイスが使用を予約した割り込みベクタに対し、CPU間通信ドライバ(IPI)が登録されてしまうことで発生します。
6.4.21125.1では本症状が確認できませんでした:

[回避方法]:フィルタ設定を利用
INtime Configuration]-[Node Management]-[Advanced]-[NUC]
FILTERBRIDGE ブリッジデバイスのフィルタ設定
 0=フィルタなし FF=フィルタあり デフォルトFF
FILTERSYSTEM システムデバイスのフィルタ設定
 0=フィルタなし FF=フィルタあり デフォルト FF
MSIEXCLUDSIVE MSI/IRQ両方の機能を持つデバイスのフィルタ設定
 0=フィルタなし FF=フィルタあり デフォルトFF
PCIEXCLUDECLASS 割り込みベクタの登録から除外するデバイスクラス指定
 XXYY(XX:ベースクラス YY:サブクラス) デフォルト FFFF

7785 2020/9/16 6.4.20155.1 修正済み 2020/11/30

プロセス生成時エラー(E_MEM)

CreateRtProcess/ntxCreateRtProcessにてプロセス生成時、E_MEMエラーが発生する。
RT CREATE ADDRESS SPACE ERROR: NTX Error Code [ 80010002 -- 'E_MEM' ]
[ The required memory either was not allocated or not available ]

[修正対応]:バージョン 6.4.20278.1にて修正されています。

7769 2020/8/19 6.4.20278.1
6.4.20155.1
仕様(機能仕様) 2023/10/12

Windows 7 OS上へのインストール時に、インストールに失敗する

[原因]:システム構成時に起動するINtime Configurationが例外停止するため。

[回避方法]:インストール前に.NET Framework 4.5をインストールする。

7756 2020/8/4 6.4.20155
6.4.20030
6.3.19040
修正済み 2021/6/14

シリアル通信ドライバ(標準COM: compc)

ポーリングモード(poll=)オプション設定時、適切に通信ができない問題が診られました。

[回避方法]:割り込みモード(割り込み有効)では利用可能です。
バージョン6.4.21125では再現が確認できませんでした。環境に依存する可能性があります。

7754 2020/11/18 6.4.20155.1 修正済み 2020/11/18

不要なエラーメッセージの出力

ロードしたRTAプロセス終了時、不要なエラーメッセージ(syslog: イベントビューワ上)が出力されます。
rsl_delete:…等

[修正対応]:バージョン6.4.20278.1にて修正されました。

7738 2020/9/16 6.4.20155.1 修正済み 2020/9/16

Visual Studio 2019におけるコンパイルエラー問題

Visual Studio 2019 にて「C2169 '_InterlockedDecrement64' 組み込み関数は定義できません」等コンパイルエラーが出力されます。
この問題は、Visual Studio 2019 16.7以降で発生します。16.7以降により設定定義に変更が加わるため、INtime®開発ライブラリの修正が必要になります。

[対応予定]:本修正は次期リリースに含まれます。

7733 2020/7/27 6.4.20278.1
6.4.20155
6.4.20030
仕様(機能仕様) 2020/11/30

time_t, localtimeの動作不正(Visual Studio 2017以降のプロジェクト)

バージョン6.4上でビルドしたアプリケーションにおけるtime_t、localtimeで得られるtm値が正しく得られない。
本問題は、バージョン6.4上におけるtime_t値がデフォルトで64bitとされており、ロードされるランタイムが64bitモードとして動作することによる問題です。
前バージョン 6.3上でビルドされたアプリケーションは32bit timeとしてロードされるため正しく動作しますが、同プロジェクトを6.4 SDK上でビルドすると問題が診られます。
バージョン6では修正しません。以下プロジェクト設定の回避方法にて修正を行ってください。

[回避方法]
プロジェクトのプロパティ:[C/C++]-プリプロセッサ-[プリプロセッサの定義]に、以下の定義を追加してください。
_USE_64BIT_TIME_T
_USE_64BIT_TIMEVAL

7656 2020/6/18 6.4.20030
6.3.19040
修正済み 2021/6/14

Windows 10 Update 1909 インストールにより、INtime カーネルが起動できない状態となる

Windows 10 Update(2020/5/20頃)以後の更新によりWindowsシステムでは実装するCPU(コア・スレッド)個数を誤って報告するようになりました。この影響により、INtime ConfigurationではWindows上で利用されているCPU個数を正しく判別できず動作モードの決定や起動設定に誤りがでる症状となります。
1909に含まれるソフトウェア更新そのものが問題ではなく、配布時の環境把握用に更新される一部のファームウェア(コンポーネント)に問題があると考えられます。

[回避方法]:Windows Update適用前に復元ポイントを設定し、環境を復元する。
環境を復元しても更新ソフトウェアは反映されています。
バージョン6.4.21125では症状が診られません。

7644 2020/6/10 6.3.19040 修正済み 2020/6/10

ネイティブNTXアプリケーション(64bit)実行時に、INtime®イベントログにエラーログが出力される

メッセージ:NTXEXT internal error - dsm key failure
本問題は、64bit Windowsアプリケーションロード時にNTXEXT64.dllがロードされる状況で発生します。
エラーメッセージは表示されますが、それ以外の問題はありません。

[修正対応]:バージョン6.4.20030.1で修正されました。

7641 2020/6/9 6.4.20030 修正済み 2021/6/14

Visual Studio 2013/2015/2017/2019
INtime®開発機能(ウィザード・デバッガ等)がインストール時に適切にセットアップされない。

本問題は、Visual Studio上にカスタムウィザードをインストールする機能(VISX)が、ソフトウェアインストール時に適切に機能しないことが原因と考えられます。

[回避方法]:開発機能の再インストール
INtime Configuration - Development Tool にて、一度[アンインストール]し、再度[インストール]します。

[修正対応]:バージョン6.4.21125で修正されました。

7597 2020/6/16 6.3.17239 仕様(機能仕様) 2020/6/16

旧プロジェクトCPP/RTCPPプロジェクト

旧C++ライブラリ(cpplib.lib/rtpp.lib, rtpp400.lib 等)をリンクするアプリケーションはINtime® 6上で正しく動作しません。

[回避方法]:6.3.17239 C++2007 以降のライブラリに切り替える
バージョン 6.3.17239リリースノートには、旧CPP LIBをC++2007ベースのライブラリに切り替える方法が記載されています:
1. プロジェクト C/C++コンパイラ設定修正 $(INTIME)\rt\include\cpp -> $(INTIME)\rt\include\cpp07 とする
2. プロジェクト C/C++ プリプロセッサ設定
削除: VS7_CPP
追加: __INTIME_CPP07、__CPP_LIB_DLL_V1
3. リンカ設定 入力
削除: cpplib.lib, rtpp(d).lib
追加: cpplib07.lib, rtcpp07(d).lib

7585 2020/6/4 6.3.19040.2 修正済み 2020/7/29

ReceiveRtDataMessage タイムアウト 0 指定時に即座にウェイクアップしない問題

SendRtShortDataMessage処理中に、非同期的にReceiveRtDataMessageがコールされると、内部的オブジェクト排他により、ReceiveRtDataMessageが指定タイムアウト時間以上の時間待機します。
メッセージキューへのアクセスを非同期的に行う場合に発生します。

[回避方法]:ReceiveRtDataMessageのタイムアウトを指定しない(処理をブロックする)

7474 2020/6/4 6.4.20030.1
6.3.19040.2
仕様(機能仕様) 2020/7/29

IWIN32 タイマ処理が適切に動作しない

Visual Studio 2015(C++11)以降のコンパイルオプション(/Zc:threadSafeInit)にてコンパイルされた場合、ブロックスコープ変数初期化処理を適切にシンボル出力されず、異常終了します。

[回避方法]:/Zc:threadSafeInitを無効化する
1. Visual Studioプロジェクトのプロパティ
2. C/C++コマンドライン
3. 追加のコマンドライン
/Zc:threadSafeInit-を追加してリビルドします。
[参考]
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cpp/build/reference/zc-threadsafeinit-thread-safe-local-static-initialization?view=vs-2019

7457 2020/6/26 6.4.20030
6.3.19040
修正済み 2020/7/29

不要な排他制御によるスレッド切り替え不正

リモートオブジェクトに対するGetRtHandleType/GetRtHandleTypeExコール時に不要な排他制御によりスレッド切り替えプライオリティインバージョンが発生するケースが診られました。
症状としては、時刻取得API(gettimeofday等)利用時、内部API GetRtSystemTimeAsValueにおいて上記APIをコールしており、別ノード間通信実施時において本問題が発生する可能性があります。

[修正対応]:バージョン6.4.20155にて修正されました。

7437 2020/6/4 6.3.19040.2 修正済み 2020/7/29

プロセス再起動時のブレイクポイント例外(INT3)問題

プロセスのローディング時、参照RSLの検索不正時、デバッグポイント(INT3)が残されており、例外で停止する問題が検出されました。
本ブレイクポイント例外は、開発中デバッグ目的の静的ブレイクポイントです。
多数参照されるRSLをロードするプロセスをリロードする際発生する可能性があります。

[修正対応]:バージョン6.4.20155で修正されました。

7183 2020/3/20 6.3.19040.2 仕様(機能仕様) 2020/7/29

INtime SDKに含まれる"dRTOS Installer スクリプト"からUSBメモリインストーラが正しく生成できない問題

この問題は、USBコントローラのバージョン(1.0/1.1/2.0/3.0/3.1等)と、接続するデバイスの対応するUSB規格により現象が診られました。

[回避方法]:USB3コントローラの場合、USB3規格デバイスを使用する等、同等規格のデバイスを利用するようにする。

7092 2019/10/18 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

GetRtTimestampInfoにてシステム共通HPETからのクロック取得ができない。

[修正対応]:バージョン6.4.19248.2以降で修正されています。

7077 2019/10/4 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

getch関数 入力なしでリターンする問題

getch関数が初めてコールされた初回コールにおいてキー入力待機ブロックせずにリターンします。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

7021 2019/9/13 6.3.19040.2 修正済み 2020/7/29

Visual Studio 2017のプロジェクトにてstd::uncaught_exceptions()を呼ぶとリンクエラーが発生します。

Visual Studio 2017用のuncaught_exceptionsはまだ実装されていないためです。

[修正対応]:バージョン6.4.20155以降で修正されました。

7000 2019/9/12 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

Visual Studio 2017のプロジェクト設定にてerrno.hをインクルードすると、コンパイルエラー「'_EDOM': 定義されていない識別子です。」が発生します。

cpp17に_EDOM等のシンボルが定義されていないことが原因です。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6997 2019/9/9 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

Visual Studio 2017にてRSLプロジェクトを生成できない問題

Visual Studio 2017にてINtime Project→Shared Library WizardからRSLプロジェクトを作成しようとするとエラーメッセージ(Error in wizard (-2146823279))が表示され生成に失敗します。
RSLウィザードのスクリプトのバグです。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6983 2019/9/5 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

Virtual Ethernetが接続できない問題

INtimeカーネル起動後、Windowsのネットワーク画面でTenAsys Virtual Ethernet Adapterが赤い×印のままで通信できません。
CPUコア数が32を超えた時にTenAsys Virtual Ethernet Adapter がCPUコア数を把握できないことが原因です。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6977 2019/9/13 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

INtime Helpには__INTIME_CPP17_ITERATORSの説明がありますが、INtime C++プロジェクトには__INTIME_CPP17_ITERATORSが定義されていません。

INtime Helpの誤表記です。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6952 2019/8/28 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

Visual Studio 2017にてthread_localが適切に機能しない問題

thread_localを指定したstd::string変数の文字列を取り出すと文字化けが発生します。
cpp17ライブラリのthread_localにおけるバグです。

[回避方法]:C++11ライブラリを使用することで回避できます。
プロジェクト設定を以下のように変更して下さい。
 (1) インクルード参照パス変更後
  $(INTIME)rt\include\cpp11;%(AdditionalIncludeDirectories)
 (2) プリプロセッサ定義変更後
  __INTIME_CPP11;_HAS_NAMESPACE;%(PreprocessorDefinitions)
 (3) リンクライブラリ変更後
  rtpp11d.lib;cpplib11.lib;rt.lib;pcibus.lib;netlib.lib;clib.lib;vshelper17.lib

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6933 2019/8/29 6.3.19040.2 修正済 2023/10/12

Node managementのNetworkタブを開くと、INtime Configuration Panelが例外で異常終了します。

loader.cfgにてVirtual Ethernet(ven0)のMACアドレス設定がファイルの中間行に設定されている場合に発生する傾向があります。

[回避方法]loader.cfgの最終行にven0のMACアドレス設定(下記)を追加することで回避できます。
dev.ven0.macaddr=xx:xx:xx:xx:xx:xx

[修正対応]:バージョン7.0.23244.1にて修正されました。

6898 2019/9/13 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

Intel® PRO/100にてネットワーク接続不可

Intel® PRO/100に外部または内部からPINGが通りません。
Intel® PRO/100ドライバ(ie100m)の初期化段階でActiveと認識されないためです。

[回避方法]:コマンドプロンプトにて"piperta ifconfig ie100m0"を実行するとActiveとなりPINGが通るようになります。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6860 2019/8/21 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

Visual Studio 2017にてリソースファイルを含めたアプリケーションのロードに失敗します。

Visual Studio 2017にてビルドするアプリケーションにリンクするvshelper17.libとリソースファイル(rc)の組み合わせによりビルドされるバイナリファイルの並びを正しく判別することができず、ロードに失敗することが原因です。
本問題は、INtime RT Application Loader(ldrta)にがVS2017リソースを正しく読み込めないことに起因していました。ldrtaの修正により本問題は解決されました。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6835 2019/5/23 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

システムノード以外のノード(NodeB)のロード時にディスクアクセス例外が発生しノード開始ができない問題(INtime Distributed RTOS(dRTOS)。

INtime®バージョン6以降、システムノード-アプリケーションノードのロード順番が非同期的に行われることになったことから発生する問題。
処理能力が比較的低いシステムで発生する可能性がある。
システム環境によりディスク処理応答時間が適切に設定されない問題。

[回避方法]:アプリケーションノードの起動に起動遅延設定を行います。
NodeBoot.sysファイル
[NodeB]
Delay=0FFFFH;
遅延時間を設定し、システムノードロード完了後にアプリケーションノードをロードするようにする。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて、ノードロード設定とともにコンポーネント修正が行われました。

6636 2019/5/23 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

FTDI USBシリアル通信の送受信遅延

FTDI USBシリアル通信にて10msecで送受信しようとすると送信間隔が30から40ミリ秒になります。
FTDI USBシリアルドライバ(comftdi3.rta)のデフォルトLatency Timerは16msとなっており、この設定がアプリケーションの送受信に影響を与えていました。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。

6615 2019/8/27 6.3.19040.2 修正済み 2020/3/20

PCI Expressデバイスにアクセスするプログラムを実行すると無応答が発生します。

INtime®サービス起動時にACPI情報からPCI Expressに関する情報が正しくパスされていないため、PcieGetConfigRegisterの機能が無効(値が適切に取得できない)となります。

[修正対応]:バージョン6.4.20030にて修正されました。