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PCIデバイスにダイブしよう!

課題
PCIデバイスの検出ができました。いよいよPCIデバイスにアクセスし、制御を行うわけですが、ADボードに対して行うことは未だまったく持って不明です。まずはマニュアルの中をのぞいてみることにしました。

10月15日・・・PCIデバイスのマニュアルの見方

いよいよアナログデータ取得部分の調査に入り、いよいよコアな領域に足を踏み入れたのか! と感慨深いものがあります。

今回使用するAD/DAボードはCONTEC社製 非絶縁型アナログ入力ボード AD12-16(PCI)です。PCにインストールする方法、ボードの設定方法、Windows用ドライバのセットアップ方法など、とりあえず一通り目を通して、私のセンサーにひっかかるキーワードまではとりあえず読み進めていきました。

途中の信号配置や、入力信号の接続など分からないことはたくさんありましたが、それらはメモ帳にキーワードとして残し、とりあえず先に読み進めることに専念しました。
マニュアルの中盤くらいでしょうか。これは関係大有り!の部分がなんとなく分かりました。

≪題名に『機能と操作手順』と書いていれば否が応でも・・・。≫

・・・とにかく読み進めていくとこのAD/DAボードにはアナログ入力機能の変換モードとして二つのモード、サンプリングチャンネルの指定方法に二つのモードがそれぞれあるのだということが分かりました。


変換モード

  ●ソフトウェアモード・・・ サンプリング開始コマンドで指定チャンネルのサンプリングを一回行う
●クロックモード・・・・・・ サンプリングクロックに同期して指定したチャンネルを定期的にサンプリングを行う。
  *サンプリングクロックとして内部クロックと外部クロックを使用できる

チャンネルの指定方法

  ●シングルチャンネルモード・・・・・ 1回のサンプリング動作で指定した1つのチャネルを変換
●マルチチャンネルモード・・・・・・・ 1回のサンプリング動作で指定した複数のチャネルを変換

途中経過

このモードからどれを選択するべきなのか?

モードの選択種別は4通りなので、マニュアルに掲載されていた図を参考に今回の使用を照らし合わせてみた。 仕様では

「センサ8CH分の計測値を100msで取り込み・・・」

とあるので、シングルチャンネルモードではないだろうとまず予想を立てました。
二つのケースに絞られます・・。

ソフトウェアモード・マルチチャンネルか、クロックモードマルチチャンネルか?

まず今回はサンプリングクロックなるものを使用しないこと、またソフトウェア(INtime®)でサンプリング周期を作るから・・・ソフトウェアモード!!という安直な結果でソフトウェア-マルチチャンネルモードということに決定しました。 (不安だったため後にマネージャーに相談しました)



結果

モードの選択部分をとりあえず決定し先に読み進めていくと


・・・ありました!!
一番ほしかったものが・・・   ここから始まります。 ワークフローです。

アナログデータ取得に必要なワークフロー図が掲載されていました。
「この値を取得したベースアドレスとの"アンド"を取ればよいのですな・・・・なっとく!!」


データ入力機能: ソフトウェアモード-マルチチャンネルモード

本日の感想

「それぞれの項目の処理をプログラミングしていけば、アナログデータ取得プロセスが完成するはずだ!!」



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