- 監視機能
INcaseが監視する機能一覧です。
ハングアップ監視
Windows OS自体のハングアップ障害(いわゆるブルースクリーン状態になって機能停止すること)や、アプリケーションのハングアップを検出します。
過負荷監視
Windows
OSがハングアップに至らないまでも、何らかの原因によってCPUの負荷率が異常に重くなった状態を検出します。警報発信、シャットダウン処理などの処置をとります。
アプリケーションエラー監視
アプリケーションプログラムで不正処理が発生した場合(0除算やメモリー保護違反など)を検出します。このときのレジスタ状態をメンテナンス情報として保存します。
メモリー監視
Windowsプロセスのすべてのメモリー利用を監視し、メモリーリーク(長時間稼動するとメモリー領域が正常に開放されず占有された状態のまま残ること)の傾向を検出します。
外部デジタル入力監視
システム稼動に致命的な機器の異常状態を示す信号を検出します。例えば、無停電電源装置(UPS)の異常検出などです。
- 警報・通知機能
INcaseが異常を検出した後、オペレータやシステム管理者に様々な形で警報・通知します。
気が付かない間にシステムが長時間ダウンするような事態を防止することができます。
ビープ音
コンピュータに付属の警報音を鳴らします。
デジタル出力
1bitまたは8bit(1バイト)の接点信号を出力します。
RS232Cシリアル出力
障害発生のメッセージコードをコンピュータに付属の通信ポート(COM1,COM2)または、モデムを経由して端末装置や通信機器(無手順)に出力します。
EtherNet接続
LANやインターネットに接続して、E-mail(SMTP)、または他のコンピュータのアプリケーション(socket)を起動することによって、オペレータやシステム管理者に警報・通知することができます。
- 保守機能及び遠隔機能
INcaseはWindows環境及びネットワーク環境のもとでシステムの保守や遠隔監視に便利なコンソール機能を備えています。
WindowsGUIを活用した使いやすい操作環境
Windowsの優れたGUIを活用して、障害対応などのアプリケーション開発が容易になるとともに、実行環境では各種パラメータ設定での使いやすい操作や表示が可能です。
telnetメンテナンス
遠隔にあるtelnetクライアントからINcase搭載PCに対して指示したり、状態監視をします。
稼動時間計測
INcaseはシステムの合計稼動時間、リスタート~シャットダウンの区間時間の記録機能により、システムの部品・機器の稼働時間ログを取ることができます。これによって部品交換時期の判断、稼働率計算など、システム保守支援に必要なデータを提供します。
遠隔コンソール機能
ネットワークを介して遠隔コンソール(クライアントPC)から各ノード(サーバPC)の遠隔監視、起動停止などの遠隔操作が可能です。
設定のインポート・エクスポート
他のINcase搭載PCや記録した設定条件をファイル化して一括設定したり、保存したりして、操作性を高めます。
メール通知・指令機能
指定されたアドレス(人/機器)にメールで通知する機能があります。また、メールを介してINcaseパソコンに再起動処理などの指令を送ることができます。
イベントログ
各ノードPCの運転状況、障害発生状況の記録を保存し、障害原因の調査解析が容易になります。
- 制御機能
INcaseはパソコン内部の機能を用いて予防保全またはWindowsやアプリケーションの障害発生時の対応機能を提供します。
オートリスタート
Windowsのハングアップやアプリケーションのハングアップ発生時にシステムを停止させ、再起動を行うINcaseの基本的な機能です。
計画保守
予定時刻に各パソコンの停止/再起動を行ってメモリーリーク領域を排除したり、データを採集することができます。
安定化リスタート
ハングアップまたは計画保守によりパソコンの自動停止/再起動を行う場合、制御対象(装置やプラント)が暴走しないよう、あらかじめ定められた手順を実行させる機能です。