トレコンのリアルタイムエンジン部分は実績あるリアルタイムOS「INtime®」です。
INtime®はPCハードウェアでWindowsと同時に動作する特長をもったリアルタイムOS(RTOS)です。
WindowsやLinuxでは実現不可能な0.1msecの制御周期を実現するアプリケーションを特別なハードウェアの追加することなく実現します。
世界標準のPCハードウェア上で動作します
トレコンは世界で最も標準的なコンピュータアーキテクチャであるWindowsが動作する産業用コンピュータ(IPC)や、x86ボードコンピュータ、汎用パソコン上で動作します。Windowsが動作しないPCはありません。
よってほぼすべてのPC上で動作します。
しかもトレコンのアプリケーション開発環境とランタイム環境が共にPCであるので、システム開発も効率的に行うことができます。
マイクロネットでは日本国内で入手できる産業用PCのベンダーと連携し、あらかじめ性能チェックを済ませた推奨PCもプリインストールモデルとして豊富に取り揃えて、ご提案しています。
Windowsも同時並行動作します
INtime®システムでは、Windowsとその上で動作するWindowsアプリケーションを
1つのタスクとして取り込み、最低の優先度に位置づけ、実行します。
これにより、Windows環境をそのまま実現させながらも、μs単位のリアルタイム性をリアルタイムタスクが実現します。万が一Windowsが何らかの理由で重たくなったり、停止してもリアルタイムタスクはその影響を受けることは無く、実行を続けます。
PCハードウェアだからこその高性能
産業用PCや汎用パソコンで使われているCPUは、PLCや専用ボードコンピュータで使われているCPUよりも桁違いに高速で、利用できるメモリも無限といって良いほど大容量です。
世界中のPCメーカーから産業用PCとして販売されているハードウェアは、あらゆる環境に設置されることを想定した設計で、環境温度や、振動、粉塵、耐用年数などのシステム要件に合わせて選定できます。
ハードウェア、ソフトウェアの拡張性
トレコンシステムでは、市販のPCIやCompact
PCIなどの外部拡張ボードを利用できます。ご要望の多いほとんどの業界標準接続インターフェースに対してリアルタイム制御用関数ライブラリとドライバソフトオプションをそろえております。
CC-Link、CC-Link/IE、MECHATROLINK-II、MECHATROLINK-III、Devicenet、CANopen、Profibus、modbus/TCP、EtherCAT®、FL-net、モーション制御、画像処理、etc...
また、同時に動作するWidnowsの機能を活用することで、同じPCハードウェア上で、SCADAソフトやHMIソフト、クラウドサービスやファイルサーバーアクセス機能や、データベースソフトなど、多くのWindowsソフトウェア資産を制限無く利用できます。