■ ESEC2013  第16回組込みシステム開発技術展  出展のご報告


■2013年5月8日~10日の3日間、今年も東京ビックサイトにてESECが開催されました。
本年度も「リアルタイムPC制御」をコンセプトに、IPCベンダー各社の産業用PCを使用して各種デモ実演を行いました。
マイクロネットブース全景
弊社株式会社マイクロネットブースの全景

■ 展示したデモシステム

デモ1 株式会社アバールデータ様の小型PC ASB-1300を使用して、INtime®上にてEtherCAT®ソフトウェアモーション制御とリアルタイム画像処理とを組み合わせたデモを行いました。

EtherCAT®ソフトウェアモーション制御は、モーション制御に長年の実績をもつハイバーテック様のモーション制御用ソフトウェアモジュールを利用し、山洋製EtherCAT®モーションスレーブの制御を行い、画像処理は、アバールデータ様のリアルタイム画像処理ライブラリを利用してモーターによって回転する画像を画像処理を行いました。 これらの制御を一台のPC上で実現することによって、従来複数のハードウェアに分けて処理を行っていた
・モーション制御
・画像処理
・HMI機能
を一台のPC上で実現するデモとなりました。

デモ2 株式会社アルゴシステム様のタッチパネルPC AP66WAを利用して、PCプラットフォームによるメカトロリンク制御のデモを行いました。

PCがMECAHTROLINK-IIIのコントローラーとなり、安川電機様のサーボスレーブ、日機電装様のサーボスレーブ、アルゴシステム様のDIOスレーブの3台のMECHATROLINK-IIIスレーブ機器の制御を行いました。
モーション制御は、株式会社テクノ様の位置決めモーションライブラリを利用してモーション制御を実現し、PCというハイパフォーマンスなプラットフォームでMECHATROLINK-IIIの制御の実現をアピールしました。


デモ3 株式会社コンテック様のEPC-2010を利用して、デジタル/アナログ信号入出力のシミュレーションを行うソフトウェア「I/O シミュレータ」の展示を行いました。

お客様のお手持ちのWindows PCにインストールするだけで、手軽にデジタル/アナログ信号のシミュレートを実現する本製品は、アルゴシステム様のDOスレーブ、AOスレーブで実現され、従来の膨大な治具を利用したテスト環境と比較して遥かにコンパクトなテスト環境を提供します。

デモ4 PCプラットフォームの強力なマシンパワーを利用したPLC製品INplcの展示を行いました。

展示としては、PLCコントローラーINplc-4000を展示し、アルゴシステム様のDI,AIスレーブを利用してデジタル入力、アナログ入力のサンプリングを行うデモを展示し、従来のPLCの機能に加えWindowsの強力なHMI機能を利用したHMI機能が一体となったINplcコントローラーをアピールいたしました。

デモ5 リアルタイムアプリケーションの開発プラットフォームとしてVisualStudio利用するINtime®の開発環境を来場されたお客様に体感してもらうための開発環境デモの展示も行いました。

最新のWindows8とVisusalStudio2012に対応しているINtime®は、お手持ちのお客様のPCで簡単に開発が可能となります。また、世界で最も使用されている開発環境であるVisualStudioを開発プラットフォームとしているために、従来のWindowsのアプリケーション開発経験を持つ技術者であれば、容易に開発を進めることが可能となります。

デモ6 PCプラットフォームでのリアルタイムソリューションを提供するINtime®/INplcは、弊社ブースの他のIPCベンダー様ブースでもデモ展示が行われました。

丸文株式会社様ブース他のブースにおいては、ピンポン玉の跳ね上げをモーターとセンサーにて制御するピンポンデモが展示され、来場されたお客様の大きな注目を浴びました。


※TenAsys®, INtime®, eVM® and iRMX® are registered trademarks in USA of the TenAsys Corporation.
※EtherCAT® は、Beckhoff Automation GmbH, Germanyの登録商標です。