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INtime®カーネル
Windowsにリアルタイム性能を付与するINtime®
WindowsはPC用のデファクトスタンダードOSとして大変優れた性能を持つOSです。
仕組み
現在では、その優れた性能から機器制御などの用途にも用いられることもありますが、構造上の理由からリアルタイム性能を実現することはできません。
INtime®はWindowsに導入可能なソフトウェアとして提供されており、特別なハードウェアの追加を一切必要とせずに、Windows PCにリアルタイム性能を付与します。
また、Windowsと強調動作をするという特性のため、Windowsアプリケーションとリアルタイムアプリケーションとの間のデータ交換を共有メモリを用いて高速かつ容易に実現することができます。
万が一Windows OSがハングアップ(Windowsブルースクリーン)した場合でも同じプラットフォーム上のリアルタイムカーネルは動作を続けるため、システムの安全性、信頼性においても向上します。

256段階の処理優先度レベル
INtime®に装備されたリアルタイムカーネルは、256段階のプライオリティレベルをサポートしているため、小規模なシステムから大規模なシステムまで柔軟に設計が可能です。
また、プロセス間通信メカニズム、同期化メカニズムもシステムコールとして提供しており、柔軟なアプリケーション開発を行うことが可能です。

信頼あるリアルタイムカーネルを継承
INtime®は、元々社によって作られたリアルタイムOS「iRMX®」のリアルタイムカーネルを継承しています。
このリアルタイムカーネルは過去30年以上にわたる歴史と数多くの採用例および実績を世界各地にて持っています。
CPUのためのコード最適化が社自身の手によってなされているため最高の信頼性と最高のパフォーマンスが生み出されます。

コンパクトなリアルタイムカーネル
INtime®のリアルタイムカーネルは約1MB程度のコンパクトサイズです。
無駄にシステムメモリを圧迫することなく、高い完成度を誇ります。

マルチコアCPUによる複数のリアルタイムカーネルの並列動作
マルチコアCPUあるいはマルチCPU構成のハードウェアを用いることで、一つの同じシステム上に2つ以上のリアルタイムカーネルの並列動作を実現します。
マルチコアCPU
2つ以上のコア、2つ以上のCPUにそれぞれリアルタイムカーネルを割り当て実行させることで、リアルタイムアプリケーションを独立した別々のコア上に非同期動作できます。
Windowsやリアルタイムタスク同士の影響を受けることなく、動作の独立性を維持します。