INplc-OPC ServerとINplc-Controllerの接続設定
INplc-OPC ServerとINplc-Controllerを接続するための設定方法について記載します。

< 注意・補足事項 >
※ 説明画像に含まれる設定値(IPアドレス等)はすべて例です。 設定する際は、実際のシステム構成に合わせた内容に置き換えてください。
※ 説明画像はINplc-SDK(Basic) v1.8 を使用しています。ご使用の環境により、表示内容が異なる場合があります。


1.PLCプログラムの設定

はじめに、PLCプログラムに含まれるデータがOPC通信で利用できるように設定します。
MULTIPROGから対象のプロジェクトを開き、以下の手順に従って設定してください
(1) 画面左側のプロジェクトツリー ウィンドウの、[プロジェクト] > [物理ハードウェア] > [Configuration] > [Resource] を選択して右クリックし、表示されたメニューから [設定] を選択します。


(2) リソースの設定画面が表示されるので、 [OPC] セクションにある全てのチェックボックスをONにし、 [OK] ボタンをクリックします。


以上で、PLCプログラムがOPC通信を利用できるようになりました。
次にPLCプログラムのデータ項目(変数、接点、コイル)を、OPCで使用できるように設定します。


(3) 画面中央のワークシート領域から、OPCで使用するデータ項目をダブルクリックします。


(4) 変数のプロパティ画面 または 接点/コイルのプロパティ画面が表示されるので、 [OPC] チェックボックスを ON にします。



以上の手順で、データ項目をOPC項目として使用できるようになりました。
OPCで使用するデータ項目が複数ある場合は、 手順 (3)、(4) を繰り返してください。

最後に、プロジェクトをビルドし、PLCプログラムをINplc-Controllerにダウンロードして、PLCプログラムの設定は完了です。


2.INplc-OPC Serverの設定

INplc-OPC Serverに、INplc-Controllerとの通信設定を行います。以下の手順に従って設定してください。

(1) スタートメニューのすべてのプログラムから、 [KW-Software] > [ProConOS OPC-Server 2.1 Desktop] > [OPC Configurator] を選択し、OPC Configuratorを起動します。

(2) 画面左側のツリーから、 [OPCProject] > [OPCProject] > [TestResource] を選択して右クリックし、表示されたメニューから [ Setting] を選択します。


(3) Setting画面が表示されるので、 [Port] セクションから [TCP/IP] を選択し、 [TCP/IP] セクションの [IP Address] に通信するINplc-ControllerのIPアドレスを入力して [OK] ボタンをクリックします。


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